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09月21日

スキーブーツ(パート4)


boots20.JPG
ブーツのアフターケアと買い替え

シーズンが終わった後のブーツの手入れや、夏の間のブーツの保管などはスキーよりもあまり気を使わない方が多いのではないでしょうか。

少しでも良い状態を保っておくためにも、アフターケアに注目してみましょう。

*インナーブーツは取り出し、乾燥させ、できれば新聞紙などを中に入れて形くずれを防ぐ。

*足入れ部分(インナー上部)も広がったままにせず、ヒモなどで縛り保管する。

                        *シェルについては、汚れはお湯などので落とす。
 汚れがひどい場合は、中性洗剤をうすめて使用する。
(リムバーや成分の強い洗剤は使用しないこと)

*春スキーは、汚れやすいのでこまめに水洗いすると良い。
 硫安などを使用したところを滑った後は、バックルやバクルを
 止めているリベットの錆も誘発するので必ず洗う。
 

*保管については、シェルとインナーは外しておき
 高温多湿な場所はさける。
 物置や箱に入れてしまうと、湿度でプラスチックの加水分解
(プラガ水を吸って劣化すること)
 を早めてしまう。できるだけ、風通しの良い場所で
 可能であれば生活空間に置くのが良い。


次に買い替え時期。
少しでも長く使いたい、特に足が慣れているブーツだったら
愛着があると思いますが、ブラスチックは劣化します。
私もスキー場のゲレンデで、普通に歩いていた人のブーツが
いきなり、前の足の指の部分から、パッカと割れてしまったのを
見たことがあります。
あれは、ブーツが壊れたことのショックよりも、
その状況の恥ずかしさのほうが、上回っていたように感じました。
そうならないためにも、買い替え時期にも注目してみましょう。

*ブーツの使用頻度にも、もちろん異なりますが
 選手などのほぼ毎日使用する人は2年が目安。
 
*上級者で4年、一般の人でも6年が限度です。


*メーカーで保証できる限度は6年程度。
 一回も使用していないブーツでも、年数が経つことで
 加水分解が進み、経年劣化し、壊れる可能性がある。

特に、選手用やシェル硬度の高い硬いブーツは、使用頻度が高いと割れやすい。


(経年劣化のチェックポイント)
1,ブーツ本体に、部品の表面にヒビが生じていないか。

2,本体、部品の表面に白濁、光沢に著しい衰退がないかをチェック。

3,使用前に自宅で履いて、スキー動作を数回繰り返し
  異常がないかチェック。


これを参考に、ブーツをより良い状態で管理してあげてください。


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