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05月24日

13年前の怪我


vail.jpg
引き出しの中からこの一枚の写真が出てきました。

もちろん分娩台の写真ではありません(笑)

私が、22歳のときにベイル(アメリカ)で大怪我をして、手術したときの

術後すぐの写真です。

一度で手術も終わらず、2度目の手術が終わって両足に

このように装具をつけていました。

こんな状態でも、アメリカは2泊3日の入院。

退院後、リハビリーに通うため、コンドミニアムにしばらく滞在していました。

そのとき、退院して一週間くらいで、もちろんまだ松葉杖でやっと歩いていた頃、

一度座ると、一人で杖を使って歩きだすのに10分以上かかりながら、なんとか一人で

生活していました。

ある朝ベットで寝ていると、いきなり火災報知器がなり、廊下でもザワザワしている気配。

私は一瞬、頭の中で「火事=焼け死ぬ」と思い、何も考えずドアのところまで

走っていったんです。

ドアを開けると、ホテルの人が「大丈夫、大丈夫」と言っているので、私も「あ~良かった」と

ドアを閉めたそのとき、脚を見ると「あれ?なんだ?」と思った瞬間

床にヘタヘタと倒れてしまいました。

本当は杖なしでどう考えたって歩けないのに、「杖なしで走った!」

でもまだそのときも脚は震えてるんですけど、とにかく自分でもびっくり!

火事場のなんだかって本当なんだなあと、そのとき人生で初めて思いました。

おそらく、本当に火事だったら、私は外まで走って逃げていたでしょう。

人間の身体って以外に丈夫なものなんだなあと思いましたが、その後は

平常心ではなんぼ頑張っても杖なしで歩くなんて想像もできなかったですけどね・・・

日本で手術していれば、間違いなく3ヶ月以上は入院生活になるところを

保険のシステムの関係でなるべく入院しなくていい手術方法とはいえ

アメリカはやっぱり大胆というか、大ざっぱというか、リハビリーの方も結構辛かったです。

術後次の日から歩くのですが、痛みを抑えるのに麻酔を入れながらやるので

麻酔で気持ち悪くなって、嘔吐しながらもリハビリーは続けさせられるんです。

泣いてしまった私は、先生に怒られ、言葉を上手に表現できないことにも

ストレスたまりまくりのリハビリー生活でした。

この写真をみると今でもその記憶が鮮明に思い出されます。

でも海外でそんな経験できたことは、貴重なことだったと

今は思えるので、とても良い経験でしたけどね。

でも、私の膝はもうボロボロだと思うので将来は

人工関節なんてなるのでしょうか???


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